古い着物はどこに寄付すれば良い?寄付の方法やメリット・デメリットを解説

2024.05.16

着物買取 コラム
古い着物はどこに寄付すれば良い?寄付の方法やメリット・デメリットを解説
着物を仕立ててもらいましたが、着る機会がないので寄付か査定に出そうか迷っています。
中古需要の見込める着物であれば現金化が可能です。まずは査定に出して結果次第で寄付という選択肢はいかがでしょうか。お値段が付くか一度拝見いたしますのでお電話・メールよりお問合せ下さい。
着物を譲り受けましたが古くてボロボロになっています。寄付以外に良い処分方法はありますか?

「古くなった着物を寄付したいけど、どこに寄付をすればいいのか分からない」「着物が古くてボロボロだけど、それでも寄付して良いのか?」とお悩みの方は多いでしょう。

本記事では、着物の寄付の方法や具体的な寄付の流れ、着物を寄付するメリットとデメリットを解説します。

また、寄付以外の選択肢もありますので、併せて検討してみましょう。

本記事の内容を参考にして、自分にとって納得がいく着物の処分方法を選んでください。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

古くなった着物はどこに寄付すれば良い?

古くなった着物はどこに寄付すれば良い?

古くなった着物をお持ちで、「捨てるのは忍びない」「どこか必要な場所で生かしてあげたい」という場合には、着物をどこに寄付すれば良いでしょうか。

着物を寄付できる方法として、代表的なものは以下の3パターンがあります。

  1. 着物の寄付を受付しているNPO・NGO法人に依頼する
  2. リサイクル活動を積極的に行っている市民団体へ寄付する
  3. 大学に寄付する

着物を寄付する先をどのように選べば良いでしょうか。

また、どのような方法・手続きで着物を寄付できるのでしょうか。

それぞれの依頼方法や具体的な活動事例を以下でまとめますので、着物を寄付する先を選ぶ際の参考にしてみてください。

【着物の寄付先①】NPO・NGO法人

【着物の寄付先①】NPO・NGO法人

着物の寄付を受け付けているNPO団体は、国内外に物資の提供先を多く有し、寄付された着物をほぼ100%リユースしています。

また、NGO団体も着物をはじめ、文房具・カバン類・スポーツ用品・化粧品・人形などの不用品を物資として回収・提供しているところがあります。

着物以外にも帯・下駄・足袋・扇子などの小物も回収対象となり、シワや汚れなどがある傷んだ状態でも回収可能としている場合があるので、事前に確認しておくと安心です。

団体に送った物や支払った寄付金は、すべて大切に利用されるので心置きなく寄付できます。

NPO・NGO法人での寄付は、「着物以外にもまとめて処分したい」「着物の寄付によって社会貢献がしたい」と考えている方におすすめです。

NPO・NGO団体に依頼する方法

まず、NPO・NGO団体のホームページにアクセスし、問い合わせフォームに必要事項(名前や住所など)を記載してメールを送信します。

メールでのやり取りが不安であれば、ホームページに載っている法人の電話番号にかけてみましょう。

申し込むと団体から伝票が届きますので、段ボールに着物などの不用品を入れて伝票を貼り付けて送れば寄付完了です。

団体によっては、送料の他にも寄付金などの費用がかかる場合がありますので、申し込み前に確認しておきましょう。

また、着物の集荷は沖縄や離島も含めて対応しており、日本全国から不用品を送れます。

自宅まで引取便を手配してくれて、家にいながら着物を寄付できる団体もあります。

集荷日までに回収費用を銀行振込または現金決済にて支払っておく必要がある場合もありますので、忘れないようにしましょう。

なお寄付金は、日本赤十字社・国境なき医師団・交通遺児育英会などに送られるので、物資支援だけに留まらず幅広い活動に貢献できます。

途上国だけでなく日本国内での活動にも役立てられるので、着物を寄付するだけで日本を含めた各国の社会貢献度の高い活動に参加可能です。


※依頼方法や寄付の流れはNPO法人により異なります。寄付する前にNPO法人のホームページなどで確認しておきましょう。

NPO法人Aの活動事例

廃棄されるものを「もったいない」の信念のもと、リユースの輪を広げる活動をしています。着物は古着としてではなく、リメイク品の手芸素材として使われます。

段ボール箱に着物を詰めたのちに送料元払いで発送するだけなので便利です。

NPO法人Bの活動事例

着物などを回収したのち、国内外でリユースや寄付を行う活動をしています。

寄付を依頼する人は不要になった着物とともに、送料を含む申し込み金を支払って送るだけです。

申し込み金のなかにはワクチン募金なども含まれているので、物的支援のほかワクチン支援もできるメリットがあります。

【着物の寄付先②】市民団体

【着物の寄付先②】市民団体

消費者グループや生協などの市民によって設立された、古着・古布でつながれるネットワークでも、着物を寄付することができます。

2〜3ヶ月に一度など定期的に様々な都市の回収拠点へ出向き、着物を含む古着や古布の回収を行う団体もあります。

着物・帯・和布・和装小物類を寄付した際は、少しの汚れ・破れ程度ならリサイクルされるでしょう。

ある団体では定期的にフェアを開き、たくさんの着物・帯などが手頃な値段で着物愛好者の元へと渡ります。

着物は海外の着物愛好家にも好評なので、世界中で新たに活用されていきます。

また、フェアで集まった収益の一部は、国内外の被災地支援などにも利用されます。

任意ボランティアでの活動なので送料は自己負担となりますが、それ以外に寄付金などのお金は発生しません。

リサイクル活動を行う市民団体は、なるべく出費を抑えつつ寄付したい人におすすめです。

市民団体への依頼方法や寄付の流れ

近所に回収拠点がある場合は、着物を持ち寄れば寄付ができます。

日程は市民団体のホームページに記載されていますので、自宅の最寄りの場所で行われていないか確認してみましょう。

近くに回収拠点がない場合は、ホームページにて指定されている業者や市民団体宛てに配送などで着物を送れば寄付できます。


※依頼方法や寄付の流れは市民団体により異なります。寄付する前に市民団体のホームページなどで確認してください。

市民団体Aの活動事例

全国から着物を無料回収し、ハンドメイド素材に変えてオークションやインターネットショップで販売し、ハンドメイト作家との橋渡しを行います。

さらに、ハンドメイド作家が集められた素材を使って制作した作品をイベントで販売し、そこで発生した収益を寄付します。

こういった活動を行っている市民団体では、リサイクルショップで値段が付かなかった着物も、快く引き取ってもらえます。

【着物の寄付先③】大学

【着物の寄付先③】大学

着物は、大学が運営する着物の寄付を受け付けている団体に譲る方法もあります。

ある大学の学生たちは、和装文化を学んで環境に優しいライフスタイルを過ごすという企画の一環で着物を着用しています。

そのため、学生の活動に必要な着物を含む和装品(小物や履物)を、サイズや種類を問わず寄付を募っています。

自分にとってはいらない着物でも、和装文化を学ぶ学生たちに届くのであれば、処分することへの罪悪感が薄れるのではないでしょうか。

大学へ依頼方法や寄付の流れ

大学へ着物を寄付する際、大学に「持ち込む」と「送付する」方法があります。

大学に持ち込むには、寄贈者カードに必要事項を記入して、受付時間内に大学の指定場所に行きます。

時期によって持ち込み場所と時間が変わるので、事前に大学の事務局に電話で問い合わせるかホームページで確認しましょう。

送付の場合は寄贈者カードと着物を添えて、大学が指定した宛先に送ります。

着物を送る送料は自己負担の大学もあります。


※依頼方法や寄付の流れは大学により異なります。寄付する前に大学のホームページなどで確認してください。

大学Aの活動事例

環境問題に取り組む大学Aでは「持続可能なキャンパス」を目指し、学生たちが課外活動を行っています。

寄付された着物を着用することで環境に優しいライフスタイルを送っています。

大学Bの活動事例

寄付された着物や不用品を大学で集めたうえで売却し、買取金額を発展途上国の子供のBCGワクチンへの寄付として利用しています。

古い着物を寄付するメリットとデメリット

古い着物を寄付するメリットとデメリット

古い着物を寄付に出すメリットとデメリットは何でしょうか。

納得して着物を寄付できるように、寄付に出す前にチェックしておきましょう。

古い着物を寄付するメリット

着物をゴミに出してしまうのではなく、国内外でリユースされて有意義に再利用されるのが最大のメリットです。

せっかく自分の手元から離れるなら、誰かに楽しく活用してもらいたいですよね。

着物を必要とする誰かが有意義に使ってくれると思えば精神的負担もなく、安心して着物を処分することができます。

また、貧しい国々の子どもたちにワクチンを届けるなど、着物を寄付することで命を救う活動に参加できるような寄付の形もあります。

古い着物を寄付するデメリット

デメリットは、着物を寄付するのにお金がかかる団体がある点です。

それぞれのNPO団体等が社会貢献のために必要としているお金ではありますが、少しでも出費を抑えたい人にとってはやはりデメリットです。

また、寄付金と称していなくても交通費や送料としてお金を支払わなければならない団体もあり、着物を完全無料で寄付に出すのは難しい場合が多いです。

寄付以外で古い着物を処分する6つの方法

寄付以外で古い着物を処分する6つの方法

着物を寄付に出す以外に処分する方法は何があるのでしょうか。

ここでは代表的な6つの処分方法と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

どの処分方法がご自身に合っているかを検討してみてください。

  1. 着物買取業者に買い取ってもらう
  2. オークションに出品する
  3. リサイクルショップに売りに行く
  4. リメイクして再利用する
  5. 家族・友人・知人に譲る
  6. ごみとして捨てる

それではそれぞれ解説します。

着物買取業者に買い取ってもらう

着物を手放すのなら、着物買取業者を利用して処分する方法が最もおすすめです。

メリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。

着物買取業者を利用するメリット

着物買取業者を利用する大きなメリットとしては、不要になった古い着物がお金に換えられるという点です。

着物の買取業者であれば、着物に関する知識を豊富に持った査定士がしっかりと価値を見極めてくれます。

「有名作家の作品か」「どれだけ繊細なデザインが施されているか」「いかに複雑な技法が用いられているか」「保存状態」「中古市場での需要」などを見定めて、着物の価値相応の買取金額を算出します。

着物買取バイセルであれば、お持ちの着物の価値を価格に反映してお買い取りいたします。

指定した日に査定士がご自宅へ訪問する「出張買取サービス」も提供しておりますので、自宅にいながら査定の予約から買取までが済ませられます。

重い着物を持ち運ぶといった大変な思いをする必要もなく、出張買取にかかる各種手数料(査定料や出張料)も無料ですので、ぜひお気軽にご利用ください。

着物買取業者を利用するデメリット

着物買取業者の出張買取サービスを利用するには、査定士に来て欲しい日・時間を、業者と調整しなくてはなりません。

予定の目処が立たない方には不向きなサービスかもしれません。

また、信用できる買取業者とは言え、他人を自宅に上げることに抵抗がある方もいるでしょう。

バイセルでは出張買取のほかに、店頭買取・宅配買取も行っておりますので、買取方法や着物買取の詳細については以下の着物買取ページをご覧ください。

オークションに出品する

買取業者に依頼するのではなく、不要になった着物を個人でネット等のオークションに出品するという方法も考えられます。

オークションに出品するメリット

着物はオークションで処分できます。

オークションはパソコンやスマートフォンがあれば、いつでもどこでも出品や買い手との取引ができます。

着物の写真を撮って最低限必要な情報(新品か中古か、着物の状態)を書いて、オークションサイトに載せれば、誰でも着物を売りに出せます。

また、対面でのコミュニケーションが苦手な方でも取引が行えます。

オークションに出品するデメリット

しかし、オークションは出品から落札者に届くまでの作業数が多いところが難点です。

着物をオークションに出品するには「保存状態が分かる写真の準備」「価値や状態が分かりやすい説明文」「着物の価値に見合った落札金額を付ける」「落札されたら梱包する」などの作業が発生します。

また、着物は普段着とは違って、価値を決めるポイントが多くあります。

ブランドの着物は出品者が着物の価値を知っていないと、適切な落札価格を付けるのは難しいでしょう。

リサイクルショップに売りに行く

着物を売る方法としては、衣類を取り扱っている総合リサイクルショップなどに不要な着物を持ち込む方法もあります。

店舗が近所にあればすぐに着物を売りに行けますし、店頭で受付を済ませたら査定時間を待つだけで完了しますので、手軽にまとめて着物を売ることができる点がメリットと言えるでしょう。

一方で、着物は1枚1kgほどあるので、特に複数枚まとめてリサイクルショップまで持ち運ぶには大変であるという点がデメリットに挙げられます。

途中で着物が入った段ボールを落としてしまったり、箱の中で着物が型崩れして、店頭に到着する頃にはシワだらけになっていることもあり得ます。

シワだらけになった着物は「保存状態が悪い」と見なされて、査定金額が低くなる恐れがあります。

せっかく労力をかけて重い着物を持ち込んだのに、買取金額が低い、または買取不可となってしまう場合もあるので注意が必要です。

リメイクして再利用する

古くなった着物の布地を使って、別のものにリメイクするという方法もあります。

洋服と組み合わせてみたり、カバン・ポーチ・日傘・アクセサリーなどに再利用することができます。

リメイクを専門としているお店もあるため、ご自身でリメイクするのが難しい場合でも採ることができる方法です。

メリットとしては、思い出の着物を新たに必要なものとして再利用できるという点が挙げられます。

しかし、リメイクをお店に依頼すると料金がかかりますし、着物の枚数が多い場合に全てをリメイクするというのは難しい点がデメリットでしょう。

家族・友人・知人に譲る

着物には元々家族や親戚に引き継いでいくという習慣があり、その習慣に則って不要になった着物を家族・友人・知人に引き取ってもらうという方法も考えられます。

着物を捨てるという精神的負担がありませんし、大切な着物を顔の分かる相手に使ってもらえるというのはメリットでしょう。

デメリットとしては、着物を日常的に着る習慣がなくなった現代では、譲る相手を探すのに苦労する可能性がある点が挙げられるでしょう。

ごみとして捨てる

もったいない方法ではありますが、着物をごみとして捨てるという方法も考えられます。

各自治体の分別ルールに従えば、ごみとして回収してもらうことができます。

この場合には回収日に出すだけですので、まとめて早く処分することができる点はメリットでしょう。

しかしながら、やはり着物を捨てるとなると精神的な負担がありますし、買取に出せば価値があるかもしれない着物を捨ててしまうというのは非常にもったいないことです。

着物を捨てるのはNG!寄付以外なら買取に出そう!

不要な着物はいくらでも使い道がありますから、着ないからと捨ててしまうのは大変もったいないです。

自治体によっては着物を一般ゴミで処分できない可能性もあるので、寄付以外で処分するなら買取に出してお金に換える方法がお得です。

バイセルなら、使わなくなった着物に価値を見出すことができます。

ご都合に合わせて買取方法も選べますので、処分したい着物があったら一度バイセルへお問い合わせください。

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古くなった着物を寄付する方法おさらい

古くなった着物を寄付する方法おさらい

ここまで、古くなった着物を寄付する方法をご紹介してきました。

最後の項目となりますので、記事の中でも特に大切であり心に留めておいていただきたい内容をまとめました。

以下の点に注意して、着物を寄付に出したり他の処分方法を検討してくださいね。

寄付できる場所を把握する

着物を寄付できる団体は、今回ご紹介したところ以外にもたくさんあります。

自分が着物を寄付する際は、どの団体なら納得して寄付できるか、着物を有効活用してくれそうかを検討して、信頼が置けるところに寄付しましょう。

古い着物を寄付するメリットやデメリットを知る

着物を寄付するときには、着物に新しい活用法を与えられるというメリットと、寄付するためにお金がかかるというデメリットが存在します。

着物を寄付した後に「寄付しなきゃよかった」と悔いが残らないようにするためにも、メリット・デメリットを知っておきましょう。

寄付以外の着物を処分する選択肢を知る

着物の処分方法は、寄付だけがすべてではありません。

上記で紹介したように、着物買取業者に買い取ってもらったり、リサイクルショップに売ったりすることもできます。

家族や知り合いに着物を譲るのも選択肢の1つでしょう。

自分が安心して着物を手放せるにはどうしたら良いかとしっかり見極めて、後悔しないように処分してくださいね。

手間なく着物を処分するなら着物買取業者を検討しよう

手間なく着物を処分するなら着物買取業者を検討しよう

手間なく着物を手放したい方は、着物買取業者の出張買取サービスを選択肢に入れてみましょう。

出張買取サービスは、自宅にいたまま手軽に着物を処分することができるので非常に便利です。

バイセルであれば、着物の知識や査定マナーの厳しい研修を受けた査定士が対応しますのでご安心ください。

捨てようと思っていた着物が、プロの目にかかれば「実は価値が高いものであることがわかった」というケースも珍しくありません。

まずは現金化できるかどうか知るという意味でも無料査定を受けておくのがおすすめです。