徳田八十吉作品の買取相場は?高く売るためのポイントも解説

徳田八十吉作品の買取相場は?高く売るためのポイントも解説
徳田八十吉の大皿を売りたいです。いくらになりますか?
何代目の作品か、保存状態などによって買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
祖父から徳田八十吉の壺を譲り受けました。価値ってありますか?

有田焼備前焼など、日本には全国各地に様々なご当地焼き物があり、それぞれに代表的な有名作家が存在します。

そんな有名ご当地焼き物の1つである九谷焼において代表的な作家といえば、代々受け継がれる名跡である徳田八十吉でしょう。

人間国宝である三代目の作品を中心に高い人気を集めており、骨董品買取市場でも高値での取引例が多く見られます。

徳田八十吉作品の特徴や代表作の紹介に加え、買取相場や買取業者選びのポイント、高く売るために知っておきたいポイントなどを解説します。

お品物の状態が悪くてもOK 骨董品 買取強化中!

バイセルでは、下記骨董品の買取を強化しております。
眠っている掛け軸や価値の不明な茶道具などございましたら、ぜひご相談ください!

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

九谷焼の陶工・徳田八十吉とは

九谷焼の陶工・徳田八十吉とは

「徳田八十吉(とくだ・やそきち)」は九谷焼の陶工の名跡で、世襲によって代々受け継がれています。

初代から数えて100年以上受け継がれてきた名前で、現在は四代徳田八十吉が活躍中です。

代々受け継がれてきた徳田八十吉の中でも、特に高い評価を受けているのが三代徳田八十吉です。

ここでは特に三代徳田八十吉の経歴や作品の特徴についてご紹介します。

三代目徳田八十吉の経歴

1933年に石川県で生まれた三代目徳田八十吉は、祖父である初代徳田八十吉・父である二代目徳田八十吉に師事します。

30代になって頭角を現し始めると、数々の陶芸展や工芸展での受賞を重ねます。

1988年に三代目徳田八十吉を襲名した頃には、九谷焼を代表する作家となりました。

襲名前は「徳田正彦」の名で活動していたため、若いころの作品には「正彦」のサインが入っています。

1993年には紫綬褒章を授章、1997年には重要無形文化財「採釉磁器(さいゆうじき)」保持者(人間国宝)に認定されました。

以降も2009年に亡くなるまで、九谷焼のトップランナーとして精力的に作品を作り続けました。

徳田八十吉の名前と技術と精神は、三代の長女である四代徳田八十吉が受け継いでいます。

三代目徳田八十吉作品の特徴

三代目徳田八十吉の作品では、従来の九谷焼に見られる、絵柄(山水・人物・花鳥風月)による表現を行いません。

色の配色のみで作品を仕上げているのが大きな特徴です。

三代目徳田八十吉は数百もの色を使い分け、色の濃淡のみで作品を仕上げる技法「彩釉」を生み出しました。

また、多くの九谷焼作家は900℃前後の温度で上絵を焼成しますが、徳田八十吉は1,000℃前後で焼成している点も特徴です。

高温で焼成することにより、三代目徳田八十吉作品の色味には、何とも言えない深い味わいが出ます。

三代目徳田八十吉独自のグラデーション表現によるカラーリングは「耀彩(ようさい)」と呼ばれ、色鮮やかで美しい作品は現代陶芸界から絶大な評価を得ています。

また、三代目徳田八十吉はろくろによる成形、面取り(陶磁器の表面を削って多面体にする技法)による成形を併用し、多種多様な形状の作品を生み出しています。

味わいのある形状に、絶妙な色の濃淡を使い分けることで、見る人の目を惹きつけてやまない作品が作り出されているのです。

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

三代目徳田八十吉が編み出した「耀彩(ようさい)」とは?

三代目徳田八十吉が編み出した「耀彩(ようさい)」とは?

九谷焼の窯元に生まれた三代目徳田八十吉は、祖父である初代八十吉から伝統の古九谷釉薬を学びました。

三代目徳田八十吉は伝統技法を学んだだけでは満足することなく、さらに研究を重ねます。

その結果、三代目徳田八十吉は古九谷釉薬の5彩のうち、ガラス成分のない赤をのぞいた紺・紫・緑・黄の4彩を組み合わせて、数百もの色を作り出すことに成功しました。

この色彩の表現方法を、三代目は耀彩(ようさい)と名付けました。

三代目の代表作「黎明(れいめい)」は耀彩の到達点

「黎明」は三代目徳田八十吉の晩年である2009年に作られた鉢です。

鉢とありますが、形状は大皿に近いでしょう。

「黎明」の特筆すべき点は、やはり色使いです。

「黎明」というタイトルの通り、作品の一方には朝日を思わせる色が、他方には夜空を思わせる色が配置されています。

そしてその間には、朝と夜の狭間にある無限のグラデーションが、耀彩によって見事に表現されています。

「黎明」は人間国宝・三代徳田八十吉の代表作として、あるいは耀彩の到達点として、現代陶芸界に燦然と輝く金字塔です。

徳田八十吉のその他の人気作品

三代目徳田八十吉には「黎明」のほかにも多数の人気作品があります。

ここでは中古市場で高い価値の付きやすい作品をご紹介しましょう。


碧明燿彩九谷焼花瓶碧明耀彩「円」碧明燿彩壺「円心」飾壺「カイロス」
彩釉花瓶彩釉壷耀彩壺碧明釉壺
耀彩小紋香炉碧明燿彩香炉碧彩釉水指耀彩花生

上記の表に挙げた作品が共箱(作品を収める木箱)に書かれているなら、お持ちの作品は高価買取も期待できるかもしれません。

ただし、ここにご紹介したのは三代目徳田八十吉の人気作品の中でもほんの一部にすぎません。

ここに挙げられていないものであっても、徳田八十吉作品であれば高価買取の可能性は十分にあります。

試しに骨董買取のバイセルに査定を依頼し、お持ちの作品の価値を確かめてみてください。

徳田八十吉作品の買取相場はどれくらい?

徳田八十吉作品の買取相場はどれくらい?

人間国宝に認定されるなど絶大な評価を得ている三代徳田八十吉の作品は、中古市場における買取相場はどれくらいになるでしょうか。

壺や花瓶といった大型作品、茶道具などを中心に、数十万円の査定金額がつくことも珍しくありません。

徳田八十吉の中でも最も状態の良く、希少性がある作品なら数十万円で売れる可能性があります。

ただし、陶芸作品の買取では作品の保存状態が非常に重要になります。

徳田八十吉作品と言えど、傷や割れがあるなど保存状態が良くない場合には査定金額は下がってしまう可能性があります。

バイセルは徳田八十吉作品の高価買取に自信があります!

確かな知識と経験を持ったバイセル自慢の査定士が、お客様の大切な骨董品1点1点の価値をしっかりと見極め、ご納得の査定金額をご提示いたします!

徳田八十吉作品のほかにもご自宅に価値の不明な骨董品などあれば、買取はぜひバイセルにお任せください。

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

徳田八十吉作品の買取なら骨董品専門の買取業者へ

徳田八十吉作品の買取なら骨董品専門の買取業者へ

徳田八十吉作品の買取額は、何代目の作品か・制作年代・作品の人気・作品の保存状態といった様々な要素を複合的に見て判断されます。

骨董品についての高い専門知識と査定技術と経験を持った査定士でないと、徳田八十吉作品の価値を正しく見極めるのは難しいでしょう。

そのため徳田八十吉作品を買取に出すなら、骨董品を多数扱うバイセルの利用をおすすめします。

バイセルであれば、徳田八十吉をはじめ焼き物に関する高度な知識を持った査定スタッフが在籍していますので、お持ちの徳田八十吉作品の価値もしっかりと見極めます。

出張買取サービスの利用がおすすめ

徳田八十吉作品には花瓶・壺・鉢といった大型作品も多いですから、骨董品専門の買取店舗が近くにないと、店頭まで品物を運ぶのは手間がかかってしまいますよね。

焼き物は衝撃に弱いため、運ぶ際のトラブルで割れ・欠け・傷・ヒビなどが入ってしまい、価値を下げてしまうリスクもあります。

そこで、徳田八十吉をはじめとした陶芸作品の買取では、「出張買取」サービスの利用をおすすめします。

出張買取とは、買取業者の査定スタッフが利用者の自宅等まで来て査定・買取してくれるサービスのことです。

徳田八十吉作品をはじめとした陶芸作品を安心して買取に出すなら、出張買取サービスを提供している買取業者の利用がおすすめです。

徳田八十吉作品をより高く売るために知っておきたい3つのポイント

徳田八十吉作品をより高く売るために知っておきたい3つのポイント

徳田八十吉作品は三代目を中心に中古市場でも非常に人気が高いです。

また、現在の四代目以外は亡くなっていて新作が出ることがないため、中古市場での需要も高くなっています。

徳田八十吉作品をより高く買取してもらうためには、どのような注意点があるでしょうか。

査定に出す際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。


・共箱は作品と一緒に買取に出す

・鑑定書や証明書などがあれば一緒に買取に出す

・作品の保存状態はきれいに保っておく

共箱は作品と一緒に買取に出す

徳田八十吉をはじめとした陶芸作品を買取に出す場合、共箱(ともばこ)の有無は査定金額に大きく影響します。

共箱とは作品を入れるための木箱で、作者の自筆で作品名やサインが入れられています。

例えば三代徳田八十吉作品の共箱にも、本人の自筆による作品名とサインが記され、印が押されています。

共箱はコレクションとして考えたときにも重要な要素であるうえ、共箱に書かれたサインは本物の証明にもなります。

そのため、共箱は作品と一緒に査定に出しましょう。

鑑定書や証明書等があれば一緒に買取に出す

鑑定書や証明書は、本物の三代徳田八十吉作品であることを証明できます。

付属品があれば査定士に評価してもらえる場合があります。

鑑定書や証明書も大切に保管しておき、作品と併せて査定に出すようにしましょう。

作品の保存状態はきれいに保っておく

徳田八十吉に限らず、陶芸作品の保存状態は査定金額を大きく左右します。

たとえ人間国宝・三代徳田八十吉の作品であっても、傷やヒビがある、一部が欠損しているなど保存状態が良くない場合には査定金額は下がってしまうでしょう。

割れや傷などの原因となるような大きな衝撃を与えないように、普段から丁寧に扱うことが大切です。

保管の際にも柔らかい布にくるんで箱に入れておくなど、傷がつかないような工夫をしておきましょう。