【後悔しない方法】母の着物の処分の仕方を徹底解説！

母の着物の処分で失敗しないためのポイント

古い着物とはいえ母親の着物であればなおさら大事ですから、納得のいく処分方法を知りたいと考えるのは当然でしょう。

着物は価値の高い商品が多いためゴミと同じ感覚で処分をすると、「本当は価値があるかもしれないのにもったいない処分の仕方をしてしまった」と後悔してしまうかもしれません。

母の着物の処分で失敗しないために、事前に念頭に置いておくべきことをお伝えします。

まず適切な処分方法を検討する

着物を処分する際の選択肢は意外と多く、「捨てる」以外にも買取に出す、人に譲る、リサイクルショップで売る、清掃業者に引き取ってもらうなど様々な方法が思い浮かびます。

「誰か親族に受け継いで欲しいのか」「売ってお金に変えたいのか」「単純にゴミとして処分するのか」などを、ご家族がご健在であれば一緒に話し合ってみるのが良いでしょう。

また、お一人の方も、ご自身の目的に合わせて適切な処分方法を選択することが何より重要となってきます。

着物の必要な知識：着物の種類

着物買取で査定に出せる着物の種類としては振袖、訪問着、付け下げ、留袖（黒留袖、色留袖）、紬（大島紬、塩沢紬、牛首紬）、小紋、色無地などが挙げられます。

また、着物買取業者は着物の他に帯や小物などといった和装品を全般に取り扱っています。

特に「着物」の買取に特化している業者であれば幅広い種類の着物・和装小物を取り扱っているので、お持ちの着物も買い取ってくれる可能性が大いにあるでしょう。

母の着物を処分してしまう前に、どういった着物の種類が買取対象となっているか、買取業者のホームページあるいは電話等で確認しておくと良いでしょう。

着物の必要な知識：着物の相場

着物にはそれぞれ種類ごとに「買取相場」と呼ばれる、着物の買取価格の基準となるものがあります。

たとえば、振袖であれば○○円、訪問着であれば○○円などのように種類ごとに加えて丈の長さや保管されている状態により価格帯は大きく異なります。

もしあなたが母の着物を処分したいとお考えであれば、捨ててしまう前に一度箪笥の中に眠っている母の着物がいくらかになるのか査定に出して聞いてみましょう。

以下の着物買取相場コラムでは、着物・帯の種類別に買取相場をご紹介していますので、参考にご覧ください。

着物の必要な知識：着物の証紙

証紙とは着物の価値を証明する重要な証明書で、着物を購入した際に付いています。

作家名、素材、産地、織り方（手織りか機械織か）、染め方（友禅、江戸小紋）が記載されていて、希少価値の高い着物や帯には必ずあるものです。

証紙は、着物の端切れのような布にシールのように付いているため、「不要だと思い捨ててしまった」という方もいます。

査定時に価値のある着物かどうかを判断する際に役立つので、査定に出すまで大事にとっておくのが賢明です。

母の着物の処分方法一覧

母の着物の処分には選択肢が複数あります。

おもな母の着物の処分方法は以下のとおりです。

着物の処分方法には選択肢が多いがゆえに、それぞれのメリットとデメリットがわかりにくいという意見も多いです。

それぞれの処分方法ごとに詳しく解説しますので、自分に合った処分方法を見つけましょう。

母の着物を買取業者で売る

母の着物の処分方法として最もおすすめなのが、着物買取業者に売る方法です。

母の着物の処分に迷われている方の悩みとして「捨てるのがしのびない」と考える方も多いでしょう。

着物買取業者に売れば、着物を次の必要としている人のもとへ届けてくれるので、後ろめたさなく着物を処分できます。

そのうえ、着物に詳しい査定士によって価値を判断してもらえ、現金も手に入ります。

デメリットとしては、極端に状態が悪いものは買取不可となる可能性があり、再度ほかの処分方法を検討しなければならなくなるかもしれないという点です。

お持ちの着物の査定は、着物買取のバイセルにお任せください。

査定にかかる手数料が無料ですので、「現金化できるかどうか知りたいだけ」という場合でもお気軽にご利用いただけます。

以下の着物買取専用ページでは、着物の買取実績や買取方法、よくある質問などがご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

より詳しい情報を知りたい方はこちら

着物買取をもっと見る

母の着物をフリマやネットオークションに出して処分する

母の着物は、フリマやネットオークションに出して処分することもできます。

フリーマーケットとネットオークションでは、自分が売りたいものに好きな価格を付けられます。

フリーマーケットでは次に着物を着てくれる人に直接渡せる点がメリットでしょう。

しかし、売上がなくても出店料や商品搬入に使う車の駐車場代、商品を入れる袋といった費用を払わないといけない点がデメリットと言えます。

一方、オークションはネットを通じて購入希望者と商品に関して密に連絡ができたり、商品の状態の写真を複数枚載せられるところが特徴です。

落札者がこの作家の着物が欲しいという明確な目的があれば、価格が高くても落札してくれる可能性があります。

オークションのデメリットは、購入者によっては値段の交渉が発生し、慣れていないとトラブルのもとになってしまうことです。

さらにフリマ・ネットオークションともに、出品する人が着物に詳しくない場合、着物の価値を加味した販売価格でないと金額面で損してしまうかもしれません。

母の着物を知人に譲って処分する

着物が不要になったとはいえ、譲るなら自分が着ていた時と同じように大事にしてくれる人に託したいですよね。

知人に譲るメリットとしては、周りに着物が好きな知り合いがいたらすぐに渡せるため、着物を売るために必要な手続きをする手間が省けるところです。

デメリットは着物が趣味で洋服のように着こなせる人は少ないので見つけるのが大変かもしれないという点です。

また、知人に譲る場合はあらかじめクリーニングに出し、着付けやお手入れに慣れている人に渡すのが良いでしょう。

リサイクルショップを利用して母の着物を処分

リサイクルショップは買取品目が多岐にわたり、着物を買い取ってくれる店舗も存在します。

メリットは「まだ使えるけれど不要な物」を幅広く買い取ってくれること、店頭に持っていけばいいので着物を売るための手続きが少ないことです。

デメリットはリサイクルショップは何でも買い取れるとはいえ、着物の需要がないと買い取ってくれない店舗があることです。

また、着物を買い取るお店であっても常に着物の価値がわかる査定士がいるわけではない点です。

その場合は「査定マニュアル」を使って簡単な項目で買取金額を算出したり、着物を重さのみで査定をする「重量査定」を行うお店もあります。

本当は価値がある着物でも、低価格で買い取られてしまうかもしれないという点を念頭に置いておきましょう。

母の着物を思い切って捨てる（断捨離する）

「母の着物を捨てるにはしのびない…」といつまでも悩んでいると、長年箪笥の肥やしになってしまう場合もあると思います。

活用方法がないならば、思い切って捨ててしまうのも手間がかからないという点ではメリットですし選択肢の一つです。

ただし、自治体によっては粗大ごみとして扱われる場合もあり、思いもよらない形で費用を負担する可能性もありますから、デメリットとならないよう事前に下調べしておきましょう。

母の着物をリメイクして再利用する

不要な着物をワンピースやストールに作り変えるなどのリメイクと言った活用方法もあります。

不要になった着物をムダなく使いたいときに、朱肉ケースやお弁当袋などに作り直してくれる着物リメイク専門店に持って行けば、プロが対応してくれるでしょう。

デメリットは費用がかかってしまうのと、自己流でリメイクすると切る部分を間違えて失敗したり、生地が余ってしまったときに上手に使いこなせないといったことが想定されます。

また、着物は毎日着るように作られていないため、リメイク品を頻繁に使うと生地の傷みや色抜けしたり、汚れたときの手入れに手間がかかってしまいます。

清掃業者に母の着物を処分してもらう

高齢の母が亡くなった後、遺品整理をしていたら大量の着物が見つかって「物が散乱していて着物の処分にまで手が回らない」という方には、遺品整理も行う清掃業者に頼んでみましょう。

メリットは亡くなった後の部屋の掃除やゴミ屋敷清掃、遺品整理以外にも不用品回収も行っているので、予約から清掃までを自宅にいながら済ませられることです。

デメリットは清掃業者ごとに金額の差があり、1部屋（1K）で〜80,000円程度かかり、高齢の母が地方在住で部屋数が多く物が散乱しているなどのケースでは高額な支払いをすることもあり得ます。

また、不用品回収は業者によっては高価な着物もゴミとして扱うので、「母の着物が形見」であるなら一旦ゴミに出す前に別の方法を考えてみましょう。

※ご紹介した清掃業者の料金相場に関しては主要清掃業者が掲載している情報を目安に掲載していますので、参考程度とお考え下さい。

母の着物を処分せず寄付する

着物を含めた衣類を途上国や児童養護施設に寄付する団体は多くあり、直接寄付するときは持ち込みや無料回収してくれるところもあります。

着られる状態であれば大体の場合引き取ってくれ、デザインが古いものや多少の汚れやほつれも問題ないことが多いです。

ただ、デメリットとして送料と梱包用の箱が送り主負担なので着物が何枚もあると送料も増える、途上国での再利用に関わる費用がセットになった高めの宅配料金がかかる団体などがあるので注意が必要です。

失敗しない着物の買取業者を選ぶコツ

大切な着物を処分するにあたってさまざまな方法をお伝えしましたが、どうすればいいか決めかねている人は価値を確かめるという意味でも着物買取業者に査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

買取業者を選ぶときに失敗しないコツを挙げます。

それぞれ詳しく解説しますので、買取業者を見比べる際の参考にしてみてください。

取引の流れが明確であること

着物買取業者と一言で言っても、日本全国には多くの着物買取業者が存在しています。

業者ごとに買取サービス（取引の流れ）の内容は統一されていないため、利用方法がわかりやすいと感じる業者もいれば、反対に利用方法がわかりにくいと感じる業者もあるでしょう。

一例として、バイセルの着物買取の流れをご紹介します。

バイセルの着物買取（出張買取）の流れ

バイセルの着物買取専用のホームページにて、「お申し込みフォーム」に個人情報（氏名、連絡先、住所）を入力し折り返しの返信を待ちます。

電話でお問い合わせをする場合は、オペレーターが買取希望品の着物や帯の状況について質問をしますので、お答えください。

バイセルでは電話やメールで申し込んだ利用者の方のみを対象に査定を受け付け、買取商品の確認、サービス内容の説明、日程調整を行います。

ご予約いただいた日時・時間になりましたら査定士がご自宅へ訪問し、査定に関する説明を行い、お問い合わせ時に承った商品を査定して買取金額を提示します。

買取金額に納得できたら契約書に記入して、本人確認書類を確認して、現金で買取金額をお渡しします。

全国規模であること

すぐに着物買取を頼みたいときは全国対応していて、自宅も買取対象としている業者を選ぶことをおすすめします。

希望すれば、問い合わせてから日数を空けずに査定をしてもらうことも可能です。

「母の着物が大量にあって遺品整理が大変」「高価な着物だろうけど処分方法に困っている」という方は、お住まいの地域が買取範囲に入っているかどうかを調べて査定の問い合わせをしてみましょう。

着物に詳しい査定士がいること

着物に詳しい査定士がいる業者を利用すれば、お持ちの着物の価値をしっかりと見極めて価格に反映してもらえます。

バイセルには査定士全員が熟練した技術を持ち、マナーや振る舞いを含めお客様の思いに寄り添った接客の仕方を身につけています。

査定士は着物の価値を「着物の状態」「証紙があるかどうか」「付属品は付いているか」といった着眼点で買取金額を算出します。

母の着物を査定に出したいけど着物の知識がなくて不安という方も、経験豊富な査定士が丁寧に着物の状態を拝見しますのでご安心ください。

サービス内容が充実しているもの

着物買取を初めて利用するという方は、不安や疑問点が出てくるでしょう。

そのため、査定・買取前に抱える不安を解消してくれる独自のサービスがある買取業者を選ぶことをおすすめします。

サービス例としては、買取前後でかかる費用は無料である、買取前後での不安を相談できる専用フリーコールがある、利用者の声をヒアリングしてくれる、利用者に合わせた査定方法が複数ある、急ぎの査定でも迅速にスケジュールが組める、クーリングオフ制度がある、着物が大量にあっても査定してもらえる、などが挙げられます。

まとめ：母の着物の処分は慎重に

本記事では、母の着物の処分方法の具体例や処分する以外に大切にしていた着物を有効活用する方法を徹底解説しました。

ご自身で着用するなど活用方法があるなら良いですが、もし着用機会もなく箪笥で眠らせてしまうならば、バイセルへまずはご相談ください。

大切な着物を何も考えず捨ててしまう前に、どれくらいの価値があるかを知ってから処分方法を考えても遅くはないのではないでしょうか。